こんにちは!練馬区上石神井駅で開業38年目を迎える『日本身体均整院』です。
【矯正・整体・鍼灸・美容鍼】の効果について症例を通してお伝えしていきます。
【症例報告】
◎主訴:腱鞘炎
50代男性
職業が調理師であり日常的に鍋を振るっている。右手首に不安感を覚えてからしばらくして痛みを感じるように。手首を使わない訳にはいかず、痛みに堪えながら仕事をしている。手首の痛みに伴い肩や首にまで辛さを感じるように。少しでも早く痛みから解放され仕事に励みたいとご来院。
⚫︎視診触診
右手首橈側、背側に圧痛、橈屈背屈でも痛みあり。
総指伸筋腱・長短橈側手根伸筋・腕橈骨筋に硬さ。
胸椎1〜5番の可動性不良。右僧帽筋の短縮もみられた。
⚫︎治療
1回目
圧痛のみられた総指伸筋腱、長短橈側手根伸筋、腕橈骨筋を重点的に緩める。また、短縮傾向にあった僧帽筋を緩め肩甲骨から手首への連動性を引き出す。
施術後から手首の痛み消失。まさかあの痛みが一度で治るとはと驚きながら喜ばれる。
2回目
痛みが無くなったことで首肩の硬さや悪さをより自覚。
右肩が下がりやすい傾向にありそれに伴い胸椎(1〜5番)の動きの低下している事を説明。
肩の左右差を整えつつ胸椎椎間関節に動きをつけて可動性を引き出す。
バランスが整ったことで凝り感も消失。
3回目
更に体のバランスを良くしていきたいと下半身の治療へと範囲を広げて行う。
下半身含め全身の緊張が取れるとともに体がより動かしやすくなり、仕事も快適にこなせるようになる。
あの痛みを繰り返すことはしたくないと現在も定期的にメンテナンス治療を行う。
手首は、日常的に使う部位が故に痛めやすい箇所です。痛みが発生しているときはその痛む動作に関する筋肉を緩め動きをつけることで血流が巡り回復が促進されます。しかし手首は、日常的に使うが故に症状を繰り返す方が多いです。では何故繰り返し痛むようになるのか。そう考えた時に着目すべきは体の中心(背骨)となります。体は常に連動しており手首を使う場合でも動作起点は体の中心である背骨から始まります。関連する背骨(脊椎椎間関節)の可動不足から連動が絶たれ、末端のみで動かすこととなり局所への負担が増大するため症状を繰り返すようになります。そのため患部(手首)の緊張を取ったあとも中心となる背骨(この場合は頚椎下部〜胸椎上部)を緩め動きをつけることが重要となり再発予防へと繋がります。治っては痛み、治っては痛みと繰り返す症状のある方は一度体の中心へと目を向ける事が大切です。お困りの方はぜひご相談ください。